白内障は見えにくくなるだけであり、生命を危険にさらしたりするわけではありません。また白内障以外の疾患がなければ、白内障がどれだけ進行していても手術により視力の回復が可能です。どの程度の白内障で日常生活に支障を来すかは個人差があります。そのため人によって手術をする時期は異なります。あまり進行していなくても、かすみやまぶしさが気になり手術をされる方や、進行していても新聞をあまり読まないし、車の運転もしないので不自由ないという理由から手術をされない方もいらっしゃいます。
つまり、白内障により視力が低下しており、ご自身が不自由を感じ始めている場合は手術を行った方が良い時期といえます。ただし、他の眼の病気により視力が低下している場合など、眼の状態により、手術後にあまり視力が回復しない場合がございますので診察の際に詳しくご説明いたします。